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やさしい航空技術ー空力設計

初期設計
外形形状
揚力
安定操縦
構造・装備との調和
抗力

Copyright (C) 2010 by Hidehiko Nishiwaki Professional Engineer AeroSpace Registed No.45904 . All Rights Reserved

外形形状

飛行機の形態は実にいろいろあります。ごく普通に簡単に考えてみると胴体があり、それの中央より少し前付近に直線の主翼を配置、水平尾翼と垂直尾翼と胴体最後部に配置します。
この形態は音速よりかなり遅い飛行機の場合で、音速の80%くらいの速度で巡航する飛行機では、翼に後退角が必要です。
さらにもう少し速く音速の95%くらい以上超音速で飛行する飛行機では、デルタ翼などの形態にする必要があります。
デルタ翼で水平尾翼なし形態では、離着陸時に機首を大きく上げて操縦が難しくなります。そこでカナード(前翼)を付けた形態にする場合もあります。
そのため、図に示すようなさまざまな翼の前後配置があり、また主翼平面形にも図のような形態があります。








脚の配置

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さらに飛行機の形態を左右する要素として、エンジン(動力装置)の配置と脚(降着装置)の配置があります。エンジンの配置については別に詳しく述べます。

さらに
翼胴一体
左右非対象
垂直尾翼なし
ステルス機
など、いろんな形態がありますが、詳細は省きます。

エンジン搭載方法

初期設計
外形形状
揚力
安定操縦
構造・装備との調和
抗力

昔の低速飛行機や現在でも小型の曲技用機では、複葉機というのもあります。しかしこれは抗力が非常に大きい。
左上図では翼が胴体上下中央に付いていますが、これでは翼の構造部が胴体中央を貫通します。客室の真ん中にこれがあってはなりません。そこで旅客機では高翼か低翼になります。戦闘機ではそんな必要がなく、性能発揮のため中翼が多いです。