2010年7月28日午前10時(日本時間同日午後2時)前パキスタンの首都イスラマバードで、乗客乗員152人が乗った同国の民間航空会社エアブルー202便の旅客機エアバスA32-231が丘陵に墜落し、全員が死亡した。豪雨と視界不良の中で着陸を試みていた。今後の調査は、見つかったフライト・データ・レコーダの分析によることになる。
気象状態: 風向50度、風速16ノット、視界2000m。
墜落場所の状態:
イスラマバード空港の北西14マイルの3000フィートの高さの丘に衝突、、衝突とともに火に包まれた、残骸は木の
生い茂った丘の斜面に広範囲に散らばった。
墜落前の状況:
管制塔では機体との交信が絶たれていた。民間航空当局の話では、202便は、通常コースより逸脱しており、高度
が低すぎた。
管制官は乗員に丘に近すぎると警告していた。 エアラインによると、機体には技術的異常は無かった。
パイロットは緊急事態を宣言していない。
パイロットの飛行時間は 25,000時間。
この機体は2000年4月に製造され、エアーブルーには2006年にリースされた。34,000飛行時間、13,500飛行回数。
エアブルーでは、以前に1度事故を起こしている。別のA321が着陸時に尾端を打ちつけたが、死者はなし。
出典: Aviation Week & Space Technology Aug.2,2010_page42,43
この事故はパキスタンでは最悪の航空事故だそうである。最近の洪水被害とともに、泣きっ面にハチである。似たような航空事故がよく起きる。原因究明に更なる努力を。